わずか45分の残り時間で5人の集合カット1点(3月26日のブログで紹介)と、ひとりずつのカット、計6カット撮らなくてはなりません。
1カット当たり7〜8分ですが、移動や位置決めも時間内で決めるため、実質撮影にかけられる時間は、約半分くらいです。
これまでにない短時間の撮影となります。
当初の段取りはこうでした。
・最初にアウトレットパーク内で集合カットを撮影
・いったんももクロのみなさんは暖房の入ったクルマに戻り待機(ご覧のとおり寒そうな衣装ですので)
・ロケーションが決まり次第ひとりずつクルマから降りていただき、パーク内の撮影場所に向かう
・終わったら再びクルマに戻り待機
ところが時間が押せ押せになってしまったため移動時間が確保できなくなってしまいました。
そこで全員でパーク内に入り、撮影に写り込まない程度離れて、全員待機、ということになりました。
撮影は百田さん→しおりん→あーりん→有安さん→れにちゃんの順で撮影スタートです。
柳田さんが、テキパキと場所を決めシャッターを押していきます。
ただ開店直前のパークは商品の搬入の配送業者の方や、従業員の方も行き来しています。
アウトレットパークからの注意として、「ブランドの看板を写り込ませない」「商品等の段ボールを写さない」ことと言われてましたので、アングルや向きはけっこう制約があります。
従業員の方の中にも、ももクロちゃんたちに気付き、撮影を見にくる人もいましたが、さすが撮影慣れしているのか、写り込む位置には入らないよう気をつかってくださっているようです。
「次の方お願いします!」と柳田さんから声がかかる度に次のメンバーを誰かが呼びに行きます。
待機している場所はパーク内に点在しているストーブの近くなのでいいのですが、次の人はストーブから離れ、上着も脱いでスタンバイするのでとても寒いです。
あーりん撮影中に「次の方お願いします!」と声がかかり、有安さんがスタンバイに入ったのですが、
「あっ、ちょっと待って! こっち側でも撮りましょう」とあーりんの立ち位置を変えた写真を撮ることになりスタンバイのまま有安さんが待たされることに……。
「すみません。寒いですけど……」と有安さんに声をかけると、
(ぜんぜんだいじょうぶです!)と唇を動かしてくれました。
モノノフ(とくにモモノフ)のみなさんはご存知のとおり、撮影は有安さんがしゃべることができない時期に当たってました。
こんなちょっとしたエピソードでも分かるとおり、ももクロちゃんたちは本当にみんな良い娘たちでした。
厳寒の撮影にも不満を言われたり、機嫌が悪くなったりということはまったくなかったのです。
みんな本当にがんばり屋さんで、一度会ったらファンにならずにいられません!
結局、2〜3分押しで撮影は終了。何人かの一般のお客さんにも目撃されつつ、いそいそと撤収。
このあと木更津ビューホテルに戻り、インタビューを取ります。
この1時間半で撮影した写真は800枚を超えました。つまり本誌に掲載された写真はこの800枚から厳選されたカットなのです。
(最終回インタビュー編につづく → すみません、次で終わらなかったです…)